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我が家のルール&課題図書

娘が手にする本は私も必ず読むというのが我が家のルールです。
本を読み終え母娘で語り合う時間はとても貴重で、有意義です。

●2012年度読書感想文コンクール 小学生中学年の部「課題図書」

               「ココロ屋」               
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先生から「ココロを入れかえなさい」と説教された「ぼく」は、突如異空間に変容してしまった学校の廊下で、ウツロイ博士なる人物が営むココロ屋という店に迷い込みます。
そこは文字どおり好きな「ココロ」を入れかえることのできる店で、ビンに入った様々な「ココロ」がならんでいました。
どんかんなココロ、せんさいなココロ、強いココロ、弱いココロ、ふわふわしたココロ、もやもやしたココロ、がちがちしたココロといった具合です。
「ぼく」は「好かれるココロ」をほしがりますが、博士は「好かれるかきらわれるかは、あいての好みで、感じ方がちが」うから、そのようなものは取り扱っていないと言います。
「ぼく」は人に好かれるため、まず「やさしいココロ」に取り替えます。
でもなかなかうまくいかず、何度も「ココロ」を取り替えるはめになります。
「やさしいココロ」は、感情を表に出すかどうかを調整するフィルターの機能を持っています。
「やさしいココロ」によって常に他人のことを考えた行動をしてしまうため、「ぼく」はいやと言うことができなくなってしまいます。
その後「ぼく」が取り替える「ココロ」もそれぞれの機能を持っています。
そして、そういったパーツ化された「ココロ」の寄せ集めでできた複雑なものが、天然の人間の「ココロ」であるという結論に落ち着きます。

娘は表紙のデザインに一目ぼれ、挿絵もとても素敵です。見事にいっき読み。
しかし期待度が大きすぎたようで、主人公が男の子だったこと「えッ、自分のこころが一番いいのに」とクールなご意見でした。
私はとてもリズミカルでテンポのよさが小学生らしく素敵なお話だと思いました。



         「チョコレートと青い空」
             
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大切なテーマをわかりやすく書いた農業児童文学書です。
農業の研修で日本の農家に来た、ガーナのエリックさんを迎えた家族が、世界に目を向け、少しづつ変化していきます。
主人公の家族は、エリックさんから意外な話を聞いて驚きます。たとえば、カカオの名産地であるガーナでは、彼らがチョコレートを口にすることは殆どないのです。

まず自分が知らないということを自覚し、そしてその知らないことに対して心、目、耳を開き、様々な事実を知っていくことが重要なんだと、この本はさりげなく教えてくれます。
作者が実際に和牛肥育や林業を営んでいて、実体験に基づいていので説得力があります。
チョコレートに限らず、家族のこと、仕事に誇りを持つこと、農業のこと、ほかの国のことなどを考え直す機会をあたえられ、生きていくための力を得る感じがします。

昨年、娘は「歯のふしぎと歯のはなし」という自由研究をやりました。
ガーナはチョコレートの原料カカオの国ですが貧しくほとんど口にすることがない。
虫歯人口が世界一少なく12歳の子供は「0.5本」という事知りました。ちなみに日本は「2本」、
一番多いのはルーマニアで「7本」だそうです。どうして「チョコレートは虫歯の原因になるのか」という事も調べたので、気になる1冊だったようです。





●2012年度読書感想文コンクール 中学生の部「課題図書」

          「地をはう風のように」   
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舞台は戦後の栃木県今市。小学校6年生になった春、コウゾウは地面を吹き上げてくる荒々しい風のようすに、自分を重ねていました。貧しい家、出稼ぎで家にいない母、1年生の弟、疫病神のような祖母、近所とのしがらみ、つまらない学校生活・・・。
コウゾウの置かれた環境は、どん底といってもいいくらいだ。
そんななかで、いつも何かにいらだち、ささくれ立っていたコウゾウの気持ちは、まわりの大人とのふれあいや、転入生の女の子の温かい思いやりによって、だんだんとほぐされていきます。

表紙のデザインや題名、紹介を読むとなんだかさわやかな小説風に感じられますが,実際に読んだ印象は異なり、前半はかなり重苦しい感じがします。
だからこそ後半部に描かれる場面が生きてくるのだろうと思えました。
貧しいなかでも力いっぱい生きようとするたくましさ、そして素直さを失わないコウゾウだからこそ感じられる喜びや幸福感。
成長していく少年の姿に、ずっと先の未来へひらけた明るさが感じられるお話です。

姪っ子のために読んだ1冊です。
祖父母から戦前、戦中、戦後の話を聞く環境にある私や娘は「ぐッと」くるものがありますが、よほど興味を持たなければ「ピンッ」とこないであろうお話です。
中学生がこの小説をどう読んだか「コンクールの入選作」を読んでみたいと思いました。 





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by child_kitchen | 2012-08-11 14:01 | 日々のこと
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